「ストーナー」 ジョン・ウィリアムズ、東江一紀 訳

ストーナー

ストーナー

ウィリアム・ストーナーは、一九一〇年、十九歳でミズーリ大学に入学した。その八年後、第一次世界大戦の末期に博士号を授かり、母校の専任講師の職について、一九五六年に死ぬまで教壇に立ち続けた。

この文で始まるとおり、これは主人公ウィリアム・ストーナーの半生を描いた小説である。正直これは読み進めるのが大変かな、と思って読み始めたが、徹夜してしまう勢いであっという間に読了。

人生観を変える、とまでは言わないが、自分の人生を見つめなおすきっかけになるような、そんな作品だった。
     

「或いはアナーキー」 BUCK-TICK


2年前のアルバムを、今頃購入して聴いた。
アルバムジャケットの類似性から見ても、これは2005年リリースの「十三階は月光」の進化形だなという印象。「十三階…」はゴシック調テイストに振れ過ぎの感があったけど、今作はかなりポップテイストに寄せてきている。全14曲と多いけど、統一感があってバランスも良い感じ。
初めて聴いた時は、前作「夢見る宇宙」や前々作「RAZZLE DAZZLE」と比べてちょっと盛り上がりに欠けるかな?という感想だったが、聴きこむうちに良さがわかってきた。やっぱり音造りのレベルという意味では確実に良くなっているし、大きなサプライズは無いけど、良いアルバムだなと思う。
好きな曲は、 太陽が弾けて 僕は眩暈で動けない 眩しくて 眩しくて という詞で始まる#5「ボードレールで眠れない」、 世界中がまるで約束したように愛し合う と、B-T史上最高に壮絶にポジティブな希望を歌い上げる#12 ONCE UPON A TIME、ひたすら美しいバラード#14 形而上 流星など。特に#12は大好きです。何度聴いてもサビの部分で目頭がジーンと熱くなる(笑)。



「愛のようだ」 長嶋有

愛のようだ

愛のようだ

教習所から始まる、自動車運転あるある恋愛小説。
あるあるエピソードのあるある感が、独特の緩い空気と相まってとても楽しく読めました。
ラストもとても印象的。あんな、ロマンチックとかドラマチックとかいう言葉から1万光年は離れているモノで号泣させられるとは。
けっこう小説のラストって忘れてしまうものだけど、これはずっと忘れないだろうな、と思う。
     

イヤホン購入

初の1万円超えイヤホンに手を染めてしまった。。

日本橋のお店で12,000円ぐらいで購入。

詳細はこのページ参照

15,000円をMAXぐらいに考えていたら、ちょうど店員が選ぶ15,000円以下のベスト5というコーナーがあったので、まずそちらをじっくり聴き込んだあと、ふと目に留まったこの1MORE E1001に見た目も音質もビビッときて即決。

アホみたいに取り揃えられたイヤーピースがどれもしっくりこず外れやすいのが若干ストレスなものの、やはり音は今まで使ってた3,000円クラスとは違って格段に心地いい。

パッケージがゴージャス。もうそれだけで満足感あり。

付属のケース、箱状でガサッと入れるタイプ。使いやすい。


因みに前述のベスト5のうち、

この2つは、だいたい同じイメージ。
音はとてもよかったけど、見た目がどうしても納得いかず。


これが今回の大本命だったんだけど、これは僕には合わなかった。なんか音に距離がある印象。

あとSHUREの青いの

これも文句なく良かったけど、やはり見た目、特にこの青がどうしてもダメで、もうひとつのSHUREはこの青いのには劣る印象だった。

これらのイヤホンと比べると、E1001は全体的に硬質なイメージ。華やかさは無いけど落ち着きのある感じ。特に低音は、はっきりしてるんだけどパンチは無いので、僕的にはプレイヤーのイコライザーで若干ブーストするとちょうど良い。


      

ドミネーター(笑)

   
長男(小5)がこれを欲しい、というか買う、と言い出した。

PROPLICA ドミネーター

PROPLICA ドミネーター

近未来SFアニメ「サイコパス」に登場する、携帯型心理診断鎮圧執行システム。って長いし知らない人には何のことかさっぱりだと思うが、ひとことで言えば『喋る銃』。
僕はこのアニメを観てたので(本人は観てないがYOUTUBEでその存在を知る)確かに欲しくなる気持ちはわかるが、価格が15,000円オーバーとかあり得ない。
もはや子供のオモチャではない。大人のオモチャだ。
それにそもそもそんなお金ないだろと言ったら、「お年玉で買う」との主張。
いや、お年玉はそんな簡単に使ってはいけないと諭したが、じゃあお年玉はいったい何のためにもらったのか、自由に使えないなら意味が無いとか、「お年玉は誰のためにあるの論」になり出したりして、結局買う方向で日本橋へ。
中古品で安く出てる店がないかとあちこち回っていたら、クレーンゲーム景品で出回っている、サイズは同じ但し音も出なければ発光もしない、セガ製ドミネーターが1,900円で売っているのを発見。ネットで調べて、密かに落とし所だと思ってたヤツだ。
     

(いまアマゾンで見たら5,000円の値がついている…!!)

店員さんに中身を見せてもらうと思いのほか非常に良い質感で、長男も割と納得してこれを購入した。

で、家に戻って実物を手にしてみると、見た目はいいんだけどそこはやはりゲームの景品だけあって、中はからっぽで軽いのが致命的。折角なのでせめて中に詰め物して重量感ぐらいは出してやろうと思い分解方法をググッてみたら、LED内蔵しました的なサイトを見つけてしまい、これ、、、できるな。ってことで、100均のLEDライトを使って改造し出したら、結局止まらなくなって音声出るとこまで作りこんでしまった。


これはLED内蔵した時点。
   

最終的に、中身はこんな感じになりました。

   
   
ここまでするのに、結局新たにLEDセット、電子工作のボイスレコーダー、スピーカー、リード線、それに半田ごて*1を買ったりで、トータル4,000円ぐらいの支出(笑)。
ちなみに今回使用した電子工作キットは、 これ。中央の集積回路以外は全てバラ入りで、このサイトからDLした写真を見ながら基板に配置し半田付けしなければいけないという過酷さに、ちょっと挫けそうになった(笑)。
なんだかんだ先週も土日潰れるくらい時間かかったけど、いざ始めるとなかなか楽しい工作でした。
長男も、なんでも金を出せばいいというわけでは無いということを、頑張る父の背中を見て学んでくれたのではないだろうか。いや、そんな学びはこの話には無いか(笑)。
    


   

*1:しかもヒートカッター兼用タイプ、これが意外と重宝しました

 「 幸福 」 岡村靖幸

    

幸福

幸福

ジャケ絵のキモさからなかなか購入に至らなかった岡村靖幸の新作、ようやく購入(ジャケ絵はやはりキモい)。
全8曲と少なめ、しかも大半が発表済みということで物足りなさはあるものの、逆に考えると洗練され厳選された曲だけが収録されてて無駄曲もなく、アルバムとしてはまとまりがあって良いのでは、というのがここ1週間ほど通勤のあいだずっと聴きこんでみた感想だった。

     
    

で、今日、スマホの曲の整理をしてて、なんと
1曲めの『できるだけ純情でいたい』が抜けていた
ことが発覚!!

ちゃんと曲自体はスマホに落としていたけど、何故か別アルバムとして認識されていて全く気付かず8曲をずーっとループして聴いていたのであった笑。
    
で、その抜けていた1曲め『できるだけ純情でいたい』、これがもう超名作で打ち震えた!!

正直今回のアルバムには、前作の「 me-imi 」で1曲め『5!!モンキー』を聴いた時の、あの衝撃は無いよな。。とか思ってたんだけど、この曲を聴いて完全に感想が変わった。この曲は凄い。プリンスっぽさも感じる、スローテンポでR&B的な(?)大人のロック。

ボーカルも更に磨きがかかった感あり。
すげー、岡村ちゃんすげーよ。
    
  

MK44 アンモナイツ作成

   

自身のマシーネンクリーガー3機目はアンモナイツをチョイス、デビルオクトパス仕様に塗装しました。
(って知らない人には何のことか全くわかりませんね)
    

今回は、マシーネン作品ではよく見かけるビネットに仕立ててみました。
    

背後からのショット。
タコって感じですね。