絶深海のソラリス

    

絶深海のソラリス (MF文庫J)

絶深海のソラリス (MF文庫J)

絶深海のソラリスII (MF文庫J)

絶深海のソラリスII (MF文庫J)

    
これは良かった!
1巻の読後、面白いけど正直ちょっとやり過ぎじゃない…?とか思っていたけど、そのやり過ぎ部分が実はしっかり2巻の伏線になっているんですよこれが!
なので1巻を読んでしまったら絶対に2巻を読まなければならない。というかぜひ2巻まで読んで、この作品の素晴らしさを堪能してほしい。

オレTUEE、ハーレム、ツンデレなど典型的女の子キャラ、異能力バトルといったラノベの王道設定を漏れ無く盛り込みつつも、丁寧かつ緻密なストーリー展開でしっかりオリジナリティを出している。

あと特筆すべきは登場人物の心理状態の移り変わりがすごく納得できるところ。
特に2巻はこの心理描写がしっかりしているところとストーリー展開の素晴らしさで、読んでいて気持ちよかった。
    
    

『淵の王』 舞城王太郎

淵の王

淵の王


そうそう、去年読んだ本でこれも衝撃的でした。すごい、すごいよ舞城王太郎

前作の『キミトピア』は新しさも感じたものの、ちょっとなんだか理屈っぽくて印象薄い感じだったけど、今回の淵の王を読んで、あれはいわゆる通過点だったんだなという気がする。

中編の連作三篇の構成で、全編を「背後霊的な存在」の視点から描くという、もう新発明と言ってもいいような表現方法。
しかもこの背後霊的な存在が、ただ描写するだけでなく読者と同じ立ち位置で感想を述べたり応援したりハラハラしたりして、とにかくこれが読んでて楽しい。

で、内容、第一章はキミトピアからの流れで同じような雰囲気のストーリーで始まる。

そして衝撃の第二章、不意に訪れる戦慄のホラー!! いやー怖かった。めっちゃ怖かった。二章を読み終えた深夜、本気でトイレに行くのが怖かった*1(笑)。しかも翌日、妻と話しているときに小説の中と同じように「えーと、そこのととととととと扉を」ってなってもうグググググルニエグルニエ状態!!(って読んでない人には何のことかわからない)

最終章では割とよくある舞城展開にはなるものの、それほどやりすぎない感じ*2で僕は良かったと思います。

   
    

*1:いやまあトイレまでの居間とか廊下とか全部電気つければいいんだけど、それはそれで大人げないじゃない?

*2:と言っても舞城作品に慣れ親しんでいない読者にはぶっ飛び過ぎとは思いますが

『プリティモンスターズ』 ケリー・リンク

プリティ・モンスターズ

プリティ・モンスターズ

   

ケリー・リンクの短編集。
去年読んだ本の中ではダントツNo.1でした。いやー、面白かったー。
どの話も先の見えないストーリー展開、そしてそんなストーリーに負けず劣らずどの登場人物も個性が強烈で、無駄キャラが一切いない感じが最高。あと独特で魅力的な世界観。どうしたらこんな世界でこんなストーリーでこんな登場人物を思いつくの!?
そして何より素晴らしいのは文章。表現や間が、上手く言えないけどすごくセンスが良くて、読んでて気持ちいい。

どの話もいいんだけど、僕がいちばん好きなのは「マジック・フォー・ビギナーズ」かな。
ゲリラ放映している不思議なテレビドラマ「図書館」と、そのドラマに夢中な少年・その家族・友人たちの物語。
こんなテレビドラマがあったら、そりゃはまるわ!僕も観たいわ!とか思ってたらそのドラマの人物から電話で依頼を受けて…。
って、こんな説明じゃ全然面白さが伝わらなくて歯がゆい〜!!


   

音楽映画ベストテン、参加いたします!

今年も参加させていただきます!よろしくお願いします!
(というか、去年のベストテン参加の後、3日しかブログ書いてなくて驚き!)



1位 ラブソングができるまで(2007年) 10点

音楽映画といえばこれ!!!
ヒュー・グラントドリュー・バリモアが出演しているこの手のコメディの中では最も完成度の高い作品のうちの一つだと思う。
オープニングの80年代風ミュージックビデオや、ラストのコンサートシーンも最高に良い。
あとポップスター、コーラ役のヘイリー・ベネットが可愛くてグー!!
あ、もちろん主役の2人も文句なし。みんな歌上手い!!



2位 海の上のピアニスト(1998年) 9点


音楽映画というと次に思い出すのがこの映画。
ティム・ロスがとにかく楽しそうにピアノを弾いている。
なんだか不思議な映画だけど、いい映画。

   

3位 シャイン 1996年 8点

2位に続いてピアノ映画。
映画を観終ってから実在のモデルがいると知って驚いた。人生って、ドラマですね。
なんだかいい映画です。



以上、ちょっと少ないですが、僕の中で音楽映画といえばこの3作ですね。

懐かしのバルキリー作成。

ある日突然バルキリーが無性に作りたくなり、変形もするバンダイ製にするか変形はしないがフォルム重視のハセガワ製にするかお店で30分ほど悩んだ末、ハセガワにしました。

部品点数も少なめで簡単に作り終えるかなと思っていたけど、嵌合の悪さや意外に微小な部品や適当な説明書のおかげでけっこう手間取った。
作るとき参考にしたサイトの人なんか同じモデルを3機も4機も作ってて、なんかまた作りたくなるモデルとか言ってるけど、僕は1機でお腹いっぱいかな。。

そういうわけでいろいろ失敗もして出来栄えはまあまあという感じ。そういう意味では改めてチャレンジしたいような気もする。

全体のフォルムや緻密な外観のパターンなど、製品自体にはかなり満足。
バルキリーはカッコいいなあ。これデザインした人は天才だな。
   

素朴な疑問シリーズ:結膜炎の目薬って、


差すと(ん?目薬をさすって言う時の(さすって言うよね?)『さす』は、『差す』であってる?それとも『射す』?)喉が痛くならない?なるよね?

ここ最近風邪で喉が痛かったのだけど、多分その喉痛とこの喉痛は別物だ。と思う。

とにかく今、喉が痛くて気持ち悪い。
しかも今朝点眼して、持ってくるの忘れたし(泣)。
     

今さらMOZU 2ndシーズン観て驚愕

あ、新年明けましておめでとうございます。
年明け早々ドラマの話題なんて書く予定ではなかったのだけど、遅まきながら昨晩観たMOZUが嘘のようなコント仕立てで書かずにはいられない。

ググったら当時割と話題になってた様子。
そりゃそうですよね。

( 長いので途中すっ飛ばして1:05あたりからどうぞ! )

このシーンけっこう長くて終始いかれてるんだけど、最後にとどめのチャオ!(笑)。
見事にやりきった長谷川さんも立派だなと思いますが、なんといっても『チャオ!』後の西島さんの表情がたまらない。