無料国際公衆電話

   

15年ほど昔、オーストラリアでの出来事。当時泊まっていたバックパッカーズの近所に、無料で国際電話のかけられる公衆電話があるという噂を聞きつけ、早速でかけていったら本当にお金を入れずに電話かけ放題のようで、同じBPの宿泊者が何人か並んでいた。

せっかくだから僕たちもその列に加わり、彼女に電話してみたら留守。仕方ないので家にかけて父としばらく話をした。その後、僕の友達が彼女に電話している間、その後ろに並んでいたオランダ人の女の子と話をした。長期の貧乏旅行で、電話なんてしたことないから家族と話せるのがすごく楽しみなの!!ととてもウキウキした様子。ところが、電話会社も気づいたのか、ちょうどその女の子がかける番で、繋がらなくなってしまった。マジックイズオーバー。
    
直前までのウキウキから、180度の変わりよう。もう半泣き状態。あー僕の電話なんてホントどうでもよかったのにー、と申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
     
    
今朝、僕が会社に着くと、同僚の日本人の方(近藤さん)が駐車場のほうにある公衆電話から歩いてきているのを見て、上記のエピソードを突然思い出した。

しかし近藤さんはいったいどうして公衆電話のところにいたんだろう?(←直接聞けよ)