azecchi2005-04-06

最近帰りの電車でたまに見かけるサラリーマンが、大学の同級生、岡くんに激似。というかほぼ間違いない。
しかしながら、最後に会った大学の卒業式からはや10年、見た感じもかなり変わっており(なんか変に長髪で口ヒゲあり、しかも老けた?)、彼が岡くんである確率は83%くらいだ。アンドとても仲が良かったかというとそうでもない。
よって、電車の中で声をかけて人違いだった場合の恥ずかしさ・気まずさを考えると、ちょっと声をかけるにいたらない。


ところで岡くんといえば思い出すのは、当時の僕らの間での3大お馬鹿イベントのひとつ、舞鶴看護学生コンパ』だ。
残念ながら僕は所用で参加できなかったのだが、看護婦(見習い)とコンパができる、というただそれだけのために、大阪からはるばる日本海までクルマを連ねてコンパに行き、しかも2組のカップル(これ死語か?)が出来上がってしまったというエロパワー炸裂のおマヌケなイベント。もちろん岡くんはその彼女ができたうちの1人である。


その後の数ヶ月、岡くんの彼女は週末に電車ではるばる舞鶴から大阪まで逢いに来ていたが、ある日、舞鶴に帰り際、彼女がダーッと泣き出した。
岡くんは、ああ、オレと離れるのが辛いんだなーと思っていたら、彼女が泣きながら彼に告げた言葉が


  「・・・お金がない・・・」  (お金がもたない、の意)


だったらしい。
もちろん本人たちにはとても深刻で切ない話だったのかもしれないが、まわりの僕らは死ぬほどウケた。
以来、僕は誰かが金がないとか言うとよくこのエピソードを思い出す。
くだらない、どうでもいいことばかりよく憶えているのは何故だろう。