アニメ映画ベストテンということで、参加させていただきます!

    

とうとう来たアニメ映画!というわけで今回も楽しく選びました。
毎年ご苦労様です。
    
それでは張り切っていきます!
     
      
1位 機動戦士ガンダムF91(1991年/富野由悠季
    

      
90年代に再び富野由悠季大河原邦男安彦良和三者が揃い踏みした、ガンダムシリーズの傑作。
これでTVシリーズ1年分できるはずの作品が、劇場映画1本のみで終わっているところも最高。
何がいいって、設定とストーリー! 「コスモ貴族主義」とか「クロスボーン・バンガード」とか、なぜ貴族の軍隊が海賊?みたいな。大河原邦男デザインのモビルスーツの渋さ!!安彦良和のキャラデザ!!ヒロインのセシリーもいいし、鉄仮面のイカレ具合、ザビーネやドレルなど敵キャラも設定しっかりしてるから、それぞれのセリフに重みがある。あと後半出てくる殺人兵器のバグ!!あんなの来たら絶対逃げ切れない!!絶対死ぬ!! あれは本当に恐かった。。
逆襲のシャア」も好きだけど、あれはそれまでの流れも込みの作品ということで、今回はこちらを1位とさせていただきます。最高。
    

     
このポスターも最高ですね。タイトルのロゴの美しさ!!たまりませんな。
     
     
2位 風の谷のナウシカ1984年/宮崎駿
     
ナウシカラピュタどっちが好き?論というのがあるが(あるよね?)、そして一般的な数字の上ではラピュタ優勢であるのも知っているが、僕に言わせればラピュタと比較するのが失礼なくらいナウシカは傑作。
完成されたストーリー、世界観、設定、そしてやはり巨神兵ですよ巨神兵

巨神兵のシーンを初めて見た時の衝撃は忘れられない。もうあの巨神兵のビームが、突進してくる王蟲をなぎ払うシーンの圧巻さ。その後腐ってすぐに死んでしまうあの儚さ。あとメーヴェ王蟲とテトもいいし、あ、もちろんナウシカのキャラも最高。
     
      
3位 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年/押井守)
    

      
押井守が「攻殻機動隊」という最高の食材を、素材の良さを活かしながら見事に押井色に染め上げた、珠玉の一品。
サイバーパンク系(というカテゴリに収まる作品とは思っていませんが)のアニメ映画で、この作品を超えるものはもう出ないのではないでしょうか。
ちなみにこの続編でもある「イノセント」はちょっと押井色が強すぎる気がする。
     
      
4位 花の詩女ゴティックメード(2012年/永野護
     

       
MH(モーターヘッド)がGTM(ゴティックメード)に変わってしまって少々混乱気味ではあるものの、あの「ファイブスター物語」で慣れ親しんだ騎士やメカが、永野護ご本人の製作のもと、アニメでギュインギュイン動く様に大興奮。

特にGTMカイゼリンの起動シークエンスからバトルにいたる一連のシーンは恐ろしい程に緻密で且つ音響にも並々ならぬこだわりが感じられ本当にカッコ良かった。。

     
       
5位 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年/佐藤竜雄)



TV版とは打って変わった、どうしようもなく切ないシリアス展開で心を奪われた。切なすぎる。絵も緻密で綺麗だし、戦闘シーンも素晴らしい。あ、あとルリルリ最高ということも付け加えておこう。


    

   
6位 となりのトトロ(1988年/宮崎駿
    

       
トトロといえばネコバス。ネコバスのシーン見るたびに、宮崎駿は天才だな、って思う。ネコバス乗ってみたい。。
     
  
    
7位 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年/庵野秀明
       

       
TV版の総集編?的というか訳の分からない映像の羅列的な『DEATH』編を強制観賞させられた後、待ちに待った新作『REBIRTH』編を観たときの興奮は忘れられない。
復活し暴れまわるアスカ、そこに投下された量産機EVAシリーズ9体が、ジオフロント上空を旋回している場面で『魂のルフラン』が流れだすシーン。鳥肌総立ち状態。
今思えば、あの時あの映画館で観たあのシーンのあの瞬間が、僕の中のエヴァブームの頂点だったな。
その後の完結編「Air/まごころを君に」も観に行ったが、あのシーンで魂のルフランが流れないことに相当ガッカリしたのを憶えている。ま、流れ的に仕方ない訳ですが。。

    
   
 
8位 地球へ…(1980年/恩地日出夫
     

      
僕は原作を読んでいないけど、壮大なストーリーがうまくまとめられていてとても楽しめた作品。ただ長らく再観賞していないので、今観ると色々なあらが見えるかもしれないな(先日スリーナインを鑑賞したときは、ちょっと驚きました)。何年か前にTVアニメ化されていたけど、あれは正直冗長な感じであまり面白いと思えなかった。そういう意味では一本の映画に収めるぐらいがちょうどいいのかもしれない。
   

       
9位 WALL-E/ウォーリー (2008、アンドリュー・スタントン)
     

      
この映画の何がいいって、ほとんど人間が出てこないのがいい。最後まで人間出てこなかったらもっと良かった。まあそれじゃあただのディストピア映画になってしまうんだろうなあ。
あとこれは昔からずっと言ってる(そして誰も共感してくれない)けど、どうしても僕の中では「エヴァ=女性」の図式が成り立たず、ウォーリーがエヴァに対してウットリとした表情を見せるたびに、頭の中で連想されるのは映画「マグノリア」に出てくるホモのメガネの男が、若くてマッチョのバーテンダーを見つめてウットリするシーン。

      
これと、
     
これね。
     

     
10位 GREY デジタル・ターゲット(1986年/出崎哲
      

      
こちらも原作より先に映画を観て、その後原作も読みました。いまでも愛読してます。原作ファンから叩かれたようだけど、しっかり原作の雰囲気も出しているし、オリジナルの要素も映画の尺を考えると全く問題ない気がするけどなあ。設定、ストーリー、メカやアクションも全然悪くない。あと小声で言いますが 今ならYoutubeで全編視聴可能ですよー。 傑作なのでSF好きは是非観ればいいと思うよー。
     

     
まとめです。

1位 機動戦士ガンダムF91(1991年/富野由悠季
2位 風の谷のナウシカ1984年/宮崎駿
3位 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年/押井守)
4位 花の詩女ゴティックメード(2012年/永野護
5位 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年/佐藤竜雄)
6位 となりのトトロ(1988年/宮崎駿
7位 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年/庵野秀明
8位 地球へ…(1980年/恩地日出夫
9位 WALL-E/ウォーリー (2008年/アンドリュー・スタントン)
10位 GREY デジタル・ターゲット(1986年/出崎哲

     

はい、というわけで、トトロを除いてみんなSF(笑)。SF好き過ぎるよね。