最後の晩餐が、毎日。
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 単行本
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青春小説の金字塔、
島田雅彦『僕は模造人間』('86年)
山田詠美『ぼくは勉強ができない』('93年)
偉大なる二作に(勝手に)つづく、'00年代の『ぼくは~』シリーズとも言うべき最新作!
「本が好き!」連載中に第一回大江健三郎賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。
だから(僕だけでなく)登場人物までがドキドキしている(つまり落ち着きがない)、
かつてみたことのない(面白)不可思議学園小説の誕生!
* ( )内は作者談
部室小説とでもいうべき作品。
部員たちにとっての、部室の居心地よさ加減がすごく伝わってくる。
高校生の頃、友人とふたりで生徒会に潜り込んでいた時期があって、そのころ特に用事もないのに生徒会室に集まってはなんだかんだやってたのを思い出した。まあ僕は書記の貝原さん(また実名)目当てだったわけですが。(しかしあの生徒会っていうシステムは本当に必要なのだろうか?)
…話が逸れたけど、長嶋有独特のユルユル感も更に磨きがかかっており、読み終わるのがもったいないと思うほど楽しめた。まあ読み終わってもまた最初から読むもんねー(現在3周目)。
妻に薦める度:★★★★☆