『パラレル』長嶋有

前作『ジャージの二人』の続編と思って読んでたら、設定が微妙に違う、別の話しであることに途中で気が付いた。もっと早く気付くべきだった。
楽しめた。いや、楽しい、という表現はちょっと違うんだけど、とゆー感じ。


僕的には前作のほうが良かったかな。あの独特のユルい空気が。


あと、この作品に、唇の薄くて赤くてちょっと下唇の出てる女、という人物が、これまた僕の中でうまくイメージできなかった。 具体的にいうと、すでにキュビズムに傾倒したあとのピカソの絵に出てくるような変な顔。 それゆえこの女が登場すると、なんかおかしな感じになってしまうのです、僕の頭の中では。